2009年8月28日金曜日

WAVE“VERIDICAL FACTOR” 収録曲
片霧烈火「それは―ジャケット越しの細帯―」

2009年08月15日にリリースされた作品について、
同年08月28日、別の場所に書いたものが残っていたので転載です。

タイトルの頭についている「それは」というのは、
同CDの曲のほとんどに共通してつけられているもので、
それより後ろは当方の仕事ですが、「それは」はこちらの手柄にあらずです。

2010年10月29日(金曜) 記


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WAVE の Morriganさんより御依頼戴き、
2009年08月15日(土)にWAVEよりリリースされたCD
“VERIDICAL FACTOR”に収録されている最後の曲
“それは―ジャケット越しの細帯―”に
詞を添えさせて戴きました。

http://www.circle-wave.net/product/veridicalfactor/
クロスフェードデモが公開されています。
店頭での扱いもあるそうですが、
↓こちらからもお買い求め戴けるようです。
http://felinegroove.shop-pro.jp/


奈須きのこさんの小説“空の境界”のイメージアルバム。
御依頼は、“空の境界”の、商業での出版の後、
完結編として自主出版した“空の境界 -未来福音-”という作品を
詞にすることでした。

作曲はMorriganさん、歌姫は片霧烈火さん。




この曲は、言葉数を捻り込める隙が少なく、
その中でどれだけのことを語れるだろうかと思い悩みながら、
「俳句や短歌って大変だろうなぁ」等と考えていました。
5・7・5て。すごいな。



この詞を書くに際して、“空の境界”を読ませて戴いたんですが、
Morriganさんより、
「一番最後の章のを書いて欲しいんですが、
最後の章だけじゃなくて、その前も全部読まないといけないので
だいぶ時間掛かっちゃうと思うんです...。」
と、申し訳無さそうなお電話口の声を聴きました。

〆切までに読み終われるか否かの計算は必要でしたが、
楽しんで読める作品で、
これがお仕事だなんて、恵まれた身です。
脳裏には、勝手に作ったアニメーションが流れ、
式は空より舞い、カメラギリギリに着地して対象をなしたのです。

前述の通り、最終章以外は一般的な書籍の流通上にあり、
最終章は一般的な書店ではなく、専門店での扱いとなっておりました。
この「なんだか特別な感じ」は、とても好きでした。



...今更なんですが...、
タイトルに“ジャケット越しの細帯”と提案したんですが、
“未来福音”で描かれている、式のあの帯って
細帯...ですよね?
間違ってやしないか、ちょっと心配で。

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